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生涯野球監督 迫田穆成 ~終わりなき情熱~ ラジオ番組
番組ID

R24021
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放送日

2022.11.27

分数

59

ジャンル

スポーツ

放送局

中国放送(RCC)

製作者

中国放送(RCC)

制作社

中国放送(RCC)

出演者

ナレーション:坂上俊次

スタッフ

プロデューサー:増井威司、ディレクター:角賢直、取材:坂上俊次、構成:坂上俊次、技術:黒元敬太

概要

83歳にして高校野球の監督を続ける迫田穆成さん。1955年に広島商業高校入学、1957年に主将として甲子園全国制覇。その後1967年同校監督に就任し、1973年春準優勝、同年夏優勝。選手、監督で全国制覇という快挙を達成した名将だ。迫田さんは6歳の時に被爆しており、不安な戦後を生き抜いた。その少年が広島勢優勝を飾り、原爆被害からの復興過程にあった広島の人々を大いに勇気づけた。迫田さんの歩みは、戦後の広島の歩みそのものだ。スポーツが地域の希望の光となり、全国を舞台に地方都市が張りあえることを証明した。バント、待球(四球や打ちやすい球を待つこと)、奇想天外な作戦。パワーで劣っても創意工夫と執念で日本一になる。その人生は実に爽快であり、苦境にある地方都市や弱者の生きる道を示すものだ。現在、迫田さんは竹原市にある全校生徒約150人の小さな県立竹原高校を指揮している。最初は11人だけだった選手も、翌年16人が入部し、ようやく戦力が整った。ここで自らノックバットを握り、野球部の強化はもとより地元の活性化にも寄与している。昨夏、20年間で1勝しかできなかった竹原高校は3勝をマークし結果が出始めている。迫田さんの生き方、言葉は苦境の地方や組織の一助となるはずだ。

受賞歴

芸術祭賞(第77回大賞)


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