聖職のゆくえ ~働き方改革元年~ | テレビ番組 |
番組ID | 214741 |
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放送日 | 2019.05.30 |
分数 | 47 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | 福井テレビジョン放送(FTB) |
製作者 | 福井テレビジョン放送(FTB) |
制作社 | 福井テレビジョン放送(FTB) |
出演者 | ナレーション:菅田将暉 |
スタッフ | ディレクター:小川一樹、撮影:斎藤佳典、編集:斎藤佳典、構成:岩井田洋光、撮影:阿良直人、撮影:西村大輔、撮影:上木雅行、音響効果:大谷敏夫、音声:村松勝弘、字幕:田黒喬子、プロデューサー:横山康浩、プロデューサー:城戸利仁、制作統括:吉田尚広 |
概要 | ある男性教員は多忙な日々の中、修学旅行の付き添いから帰宅した直後、くも膜下出血で死を迎えた。またある教員は4年前、念願の教師になった直後に「疲れました」と日記を残し自殺した。この2つのケースでは、学校が教員の勤務時間を管理する習慣がなかったことが過労死認定の壁となった。現場の実態を把握しようと1年間にわたりひとつの中学校を取材した。そこでは多くの教員たちが授業だけでなく掃除や部活動の指導、いくつもの分掌を抱え、休憩も取らず、早朝から夜遅くまで働き続ける姿が浮き彫りとなった。◆現在、教員の時間外労働は約80時間の過労死ラインに達しているが、現実の過労死認定には1971年制定の「給特法」が立ちはだかる。教員の特殊性から月額給与の4%分を教職調整額として支給する代わりに残業手当はないというもの。教師は“聖職者”であり、労働者ではないとされていたからだ。即時改正を求める現職教員が文部科学省に直接出向き、給特法の改正を求めた。令和になった今、働き方改革は学校でも実現されるのか。◆福井テレビ開局50周年記念番組 |
受賞歴 | 日本民間放送連盟賞(2019年準グランプリ)、日本民間放送連盟賞(2019年報道番組最優秀)、芸術祭賞(第74回ドキュメンタリー優秀賞)、ギャラクシー賞(第57回選奨) |