東北の伝統美シリーズ 東北の民芸 樺細工 | テレビ番組 |
番組ID | 214460 |
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放送日 | 1970 |
分数 | 13 |
ジャンル | 教育・教養 |
放送局 | 秋田放送(ABS) |
製作者 | 秋田放送(ABS) |
制作社 | 秋田放送(ABS) |
概要 | 東北の風土や生活の中から生まれた民芸品を紹介するシリーズ。放送番組センター協賛番組。(1970年4月~7月放送)◆秋田県仙北郡角舘町では、260人の樺細工職人が手工芸の伝統を守っている。山桜からはぎとった樹皮は、自然が作りだした造形美である。束ねたまま3年間自然乾燥させてから工芸品に使われる。茶筒や硯箱など、いくつもの作業工程を経て完成する。樺細工は、こてとの戦いと言われ、こての温度が高すぎれば樺が焼け、低すぎればにかわが完全に乾かない。皮の上に何回もこてをかけることで、その熱で皮の裏のにかわが溶け、乾き固まって十分に密着するのだ。伝統工芸を通じて情操教育をしようという町の方針で、地元の中学生は週に一度クラブ活動で樺細工を学んでいる。樺細工は、人々の心に故郷を思い出させる素朴で美しい秋田の民芸品と言える。 |