消せない記憶 ~元学徒兵の苦悩~ | ラジオ番組 |
番組ID | R22618 |
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放送日 | 2018.09.29 |
分数 | 57 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | 琉球放送(RBC) |
製作者 | 琉球放送(RBC) |
制作社 | 琉球放送(RBC) |
出演者 | ナレーション:諸見里杉子、朗読:狩俣倫太郎 |
スタッフ | 制作:狩俣倫太郎 |
概要 | 日本で初めて中学生が戦争に駆り出された沖縄戦。終始軍隊と行動をともにした少年たちは壮絶な体験をした。その多くが尊い命を落としたこともさることながら、生き残った少年たちも心に深い傷を負い、戦後を生き抜いてきた。今年90歳の宮平盛彦さんは当時県立第一中学校2年生の14歳だった。終戦を知らず島内を数ヶ月もさまよい続けた宮平さんは、たどり着いた壕で日本兵が日本兵を殺害する現場を目撃する。この辛い記憶は今でも宮平さんを苦しめ続けていた。戦争は命を落とした人々の人生を奪っただけでなく、生き残った人たちにも一生拭うことの出来ない苦悩を残したのだ。当時一緒に壕を出た他の日本兵を探し、亡くなった2人の日本兵を弔いたいと思った宮平さんは新聞に人探しの記事を掲載した。すると、亡くなったひとりである日本兵の遺族から連絡があった。謝罪の手紙を通じて遺族と交流するようになった宮平さんだが、自身の中で戦争は終わらないと話す。 |
受賞歴 | 日本民間放送連盟賞(第67回報道番組最優秀)、放送文化基金賞(第45回奨励賞) |