IBC報道特別番組 ―明日への証― 再び大槌の海で | テレビ番組 |
番組ID | 206327 |
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放送日 | 2011.12.30 |
分数 | 48 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | IBC岩手放送 |
製作者 | IBC岩手放送 |
制作社 | IBC岩手放送 |
出演者 | ナレーション:土村萌 |
スタッフ | タイトル:崎山久美、カメラ:前川隆、編集:福田実、ディレクター:鹿野真源、デスク:宿輪智浩、プロデューサー:眞下卓也 |
概要 | 岩手県大槌町の漁師、越田秀一さん。越田さんは震災で養殖施設と3艘の漁船、そして父親・義男さんを失った。唯一の現金収入を得る手段である、雇用対策事業のがれき撤去作業に汗を流す越田さん。先の見えない不安に、わが子への申し訳なさや迷いが頭をよぎる。◆越田さんは震災以降、中学生の娘・華純さんと暮らすようになった。越田さんの離婚で母親と暮らしていた華純さんが「一緒に暮らしたい」と申し出たのだ。「お父さんが一人になってしまったから、手伝って、一緒に漁師やりたいって思った」と話す華純さん。「漁師の背中を見ていたい」。一度は大槌を離れて内陸で暮らすことも考えた越田さんだったが、華純さんの願いは越田さんを再び海へと向かわせた。◆自宅は被災しなかったものの職を失った越田さんには、義援金が支給されない。養殖資材が届くという知らせがあったが、結局届かない。資材が届いても、今度はホタテの稚貝が届かない。日に日に生活は厳しくなっていく。彼の日常は一進一退で、出口が見えない。そうした中、越田さんは気づく。娘を支えるつもりが、いつの間にか自分が華純さんに支えられて震災後を生きているということに…。 |