国宝探訪 天才が愛したかきつばた ~八橋蒔絵螺鈿硯箱・燕子花図~ | テレビ番組 |
番組ID | 013016 |
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放送日 | 2000.05.27 |
分数 | 29 |
ジャンル | 教育・教養 |
放送局 | NHK |
製作者 | NHK |
制作社 | NHK |
出演者 | 語り:長谷川勝彦 |
スタッフ | 音楽:中村幸代、撮影:佐藤彰、照明:池田勇、編集:小嶋誠一、構成:山下信久、構成:梨本英央、音声:林明夫、制作統括:伊吹淳、制作統括:高橋昌廣、音響効果:池沢美和子 |
概要 | 江戸時代の天才芸術家尾形光琳は、しばしば屏風絵や工芸品の画題に‘かきつばた’を取り入れた。「燕子花図」の大屏風は葉を緑青(ろくしょう)の緑、花を群青の青、背景を金の三色のみで、鮮やかに描いている。「八橋蒔絵螺鈿硯箱」でも、かきつばたのデザインが硯箱の立体の各面に巧妙に配置されている。彼の生家は京都の由緒ある呉服商雁金屋で、幼時から優れた着物の絵柄の中で育った。雁金屋衣装図案帳にあるデザインも多く見られ、天才の感覚の秘密がその辺にあることが窺える。◆八橋蒔絵螺鈿硯箱 尾形光琳作【国宝】(東京国立博物館蔵)、燕子花図 尾形光琳筆【国宝】(根津美術館蔵) |