『放送番組で読み解く社会的記憶〜ジャーナリズム・リテラシー教育への活用』を発刊

放送番組で読み解く社会的記憶表紙画像.jpg放送番組センターは、早稲田大学ジャーナリズム教育研究所と共編で、大学関係者や研究者向けの書籍を発刊しました。

 放送番組センターは、早稲田大学ジャーナリズム教育研究所と、大学の授業で放送番組を活用するため「放送番組の森研究会」を立ち上げ、共同研究を進めてきました。研究会には早稲田大学の他、法政大学、日本大学、青山学院大学など7つの大学の先生方が参加して、具体的なテーマを掲げ番組の調査と授業での活用の研究を行い、この度、この研究の成果をまとめた書籍を発刊しました。

 書籍の内容は、早稲田大学ジャーナリズム教育研究所所長の花田達朗教授の全体説明と、研究会の10人の先生方によるテーマの概説、参考図書や文献の紹介、どの放送番組を授業の中でどのように使用するのかについて、具体的な授業展開例を提示したものです。

巻末には放送ライブラリーとNHKアーカイブズでの公開状況を示した「関連番組一覧」を掲載しています。

 この書籍は、放送番組を大学の教育現場で利活用する未来を開くための端緒となる一冊であり、実際に授業案を提示することで分かる放送番組活用の利点を提起しています。

 また、研究会報告の一環で行われた公開授業の中から、次の3つの講義のダイジェスト版を収録したDVDを付けましたので、よりご理解が進むものと思います。

【DVDの収録内容】


 (1)花田教授の開講挨拶

 (2)「ヒロシマ・ナガサキの樹」早稲田大学・安藤裕子

 (3)「原子力の樹」武蔵野大学・烏谷昌幸

 (4)「水俣」の樹 法政大学・小林直毅

■A5・380頁+DVD1枚 定価5,250円(本体5,000円)ISBN978-4-8169-2365-4
■お問い合わせ:日外アソシエーツ TEL.03-3763-5241 FAX.03-3764-0845

日外アソシエーツのHPでは、「放送番組で読み解く社会的記憶」特設ページが設けられています。ここでは「はしがき」全文と「総論」の一部が読めるようになっています。

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