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【セミナー】  震災セミナー2023 制作者に聞く! あの日から12年 ~震災を見つめる~

 ギャラクシー大賞、民放連賞優秀など各賞を受賞した報道ドキュメンタリーの上映と、震災を伝え続ける制作者による公開セミナー

 本年3月11日、東日本大震災から12年を迎えます。放送ライブラリーでは、震災以降、テレビやラジオがどのように震災を伝えたか、さまざまな催事を通じ伝えてきましたが、本年3月には、震災から10年目の2021年に放送され、数々の賞を受賞した以下の2番組を取り上げ、公開セミナーを開催します。両番組共、震災10年を見つめ続けた放送局や記者の丹念な取材により制作された作品です。記者との信頼関係により語られる、震災に関わったさまざまな人々の証言や言葉は見る者の胸に強く響きます。
 セミナーでは、番組鑑賞後、制作者から、震災を取材し続けることへの思い、12年目の今思うこと、取材の苦労、今後の取材活動についてなど、制作現場の生の声を伺います。優れたテレビ番組を鑑賞し制作者の話を聞くまたとない機会です。

チラシは こちら


  • 日 時:2023年3月19日(日)13:20~16:30(12:50開場)
        ※番組上映のあと、ゲストによるトーク
  • 会 場:情文ホール(横浜情報文化センター6階)
  • ゲスト:岳野高弘(ディレクター/福島中央テレビ 報道局報道部 部次長)
        手塚孝典(プロデューサー/信越放送 制作部 主幹)
  • 司 会:石井 彰(放送作家)
  • 協 力:福島中央テレビ、信越放送
  • 主 催:(公財) 放送番組センター
  • 入 場:無料(定員200名) ※応募者が定員を超えた場合は抽選

※2023.3.19終了しました。
セミナー当日の様子を、公式YouTubeチャンネルで公開しています。ぜひご覧ください。

ご視聴は こちら


<お問い合わせ先>
放送ライブラリー
 〒231-0021 横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
 TEL 045(222)2828
 FAX 045(641)2110

※ご提供いただいた個人情報は、本催事の抽選の結果をお知らせする目的のみに使用します。
※未就学児・小学生の入場はお断りさせていただきます。


【取り上げる作品】

①『1Fリアル あの日、原発の傍らにいた人たち』2023shinsai_1Freal.JPG
(2021.9.11放送/福島中央テレビ/55分)

プロデューサー 木村良司/ディレクター 岳野高弘/構成 千野克彦/撮影・編集 菅野健/音効 齋藤僚/ナレーター 小野紗由利
【受賞】
第59回 ギャラクシー賞 テレビ部門 大賞
2022年 日本民間放送連盟賞 番組部門テレビ報道 優秀

 2011年3月、史上最悪の事故を起こした福島第一原発・通称1F(イチエフ)。その原発のすぐ傍らにいた人たちがいた。原発の安全神話、日本の技術力神話の崩壊の瞬間を目の当たりにした人たち。そこでは一体何が起きていたのか・・・。水素爆発で空からガレキが降ってくる建屋のすぐ傍らにいる人たちは、死と隣り合わせの現場に何度も突入していった。震災から10年経った今、地元テレビ局に語られた証言。それらは後世に伝えるべきものばかりだった。被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で原発の暴走を食い止めた人たちが語る、克明な現場の状況と彼らの思いを綴った迫真のドキュメンタリー。(写真提供 福島中央テレビ)


②SBCスペシャル『まぼろしのひかり ~原発と故郷の山~』2023shinsai_SBC.jpg
(2021.3.10放送/信越放送/50分)

プロデューサー 手塚孝典/ディレクター 湯本和寛/ナレーション 宮入千洋/撮影 米山博昭
【受賞】
2021年 日本民間放送連盟賞 番組部門テレビ報道 優秀
第41回「地方の時代」映像祭2021 放送局部門 優秀賞

 福島第一原発の事故で何が奪われ、失われたのか。人々は何を取り戻そうとしたのか。長野県と縁のある人たちを中心に、帰還困難区域が解除されない町や村で生きる人々の現在とその軌跡をたどり、あらためて10年という歳月の意味を見つめた。原発推進を進めた福島第一原発の元副所長、戦後満州から帰還し新天地を求めて入植した故郷を原発事故で追われた人、今もなお帰還困難区域として立ち入りが規制されている集落の住民・・・。原発事故から10年。何かが終わったわけでも解決したわけでもない。国策に翻弄された人々が語る歴史と今を見つめた心を揺さぶる秀作ドキュメンタリー。 (写真提供 信越放送)