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【セミナー】  公開セミナー ラジオを楽しむ! ~ドラマとドキュメンタリーの垣根を越えて~

 公開セミナー「ラジオを楽しむ!」は、ラジオだからこそできること、またその魅力を伝え、多くの皆さまにラジオにより親しんで頂くためのセミナーです。
 6回目となる今回は、ドラマとドキュメンタリー、実況音声などを織り交ぜ、人々の心に訴えた中国放送とNHK広島の以下の2番組を取り上げます。両番組共、平和の大切さが描かれ、文化庁芸術祭大賞・優秀賞ほか、各賞を受賞した素晴らしい作品です。番組鑑賞後、制作者から、番組への想い、番組作りの苦労など、ラジオ制作現場の生の声を伺います。
 優れたラジオ番組の魅力に触れる、またとない機会です。ラジオに興味のある方、普段ラジオを聴く機会が少ない方、ラジオ制作者を目指す学生の方々など、多くの皆様の参加をお待ちしています。


  • 日 時:2017年3月25日(土)13時20分 ~16時30分(12時50分開場
        ※番組鑑賞後、ゲストによるトーク
        ※番組鑑賞の都合により、開始時刻が10分繰り上がり13時20分となりました。
  • 会 場:情文ホール(横浜情報文化センター6階)
  • ゲスト:増井威司(中国放送ラジオ局 ラジオ制作部長 『赤ヘル1975』プロデューサー)
        中山果奈(NHK広島放送局アナウンサー
         『あの日、母は少女だった』取材・制作・ナレーション担当)
  • 司 会:石井 彰(放送作家)
  • 主 催:(公財)放送番組センター
  • 協 力:(株)中国放送、NHK広島放送局
  • 入 場:無料(抽選で200名)

※2017.3.25終了しました。セミナーの抄録をこちらに掲載しています。

<お問い合わせ先>
放送ライブラリー
 〒231-0021 横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
 TEL 045(222)2828

3月22日までにご応募いただいた方には、既に入場整理券をお送りしています。

【番組概要】
1.RCCラジオドラマ『赤ヘル1975』(2015年8月6日放送/中国放送/60分)

原作 重松 清/プロデューサー 増井威司/脚本 名切勝則/ディレクター 角 賢直、板倉由布子
音響技術 黒元敬太/ナレーション 本名正憲/出演 横山雄二、岡 佳奈、伊藤 文

受賞 第70回 文化庁芸術祭 ラジオ部門 優秀賞、第53回 ギャラクシー賞 ラジオ部門 優秀賞、
第64回 日本民間放送連盟賞 ラジオ教養番組 優秀、第12回 日本放送文化大賞 ラジオ部門 準グランプリ

 原爆投下から30年、カープの帽子が紺から赤に変わり、初優勝を遂げた1975年の春、広島で3人の少年が出会う。赤ヘルの動向に一喜一憂する少年たちや快進撃に沸き立つ人々・・・。
 広島カープの"真っ赤な奇跡"を広島に生きる人々の思いと共に描いた小説『赤ヘル1975』(重松清/講談社)を、カープのラジオ実況の音源をふんだんに使ってドラマ化。被爆から70年を迎えた8月6日に放送した。3人の少年を主人公としたドラマと野球の実況を効果的に織り交ぜ、広島の苦難と希望、復興の模様、平和の大切さや広島に生きる喜びを生き生きと描いた。


2.広島原爆の日ラジオ特集『あの日、母は少女だった~被爆の記憶をたどる母と息子の対話』
(2016年8月6日放送/NHK広島/50分)

脚本 高橋知伽江/朗読 樹木希林、本木雅弘/制作統括 金澤利夫/技術 田村徹成、金子泰三、 藤田晋一郎/音響効果 野村知成/構成 出山知樹/演出・ナレーション 中山果奈

受賞 第71回 文化庁芸術祭 ラジオ部門 大賞

 広島の鶴見橋で被爆し、70年間被爆体験を語ることのなかった84歳の母・渡邊弘子さん。対話を繰り返し、母の体験を書き残そうとしている息子・彰敏さん。親子の心象を朗読し、ドキュメントやインタビューを交えながら、被爆71年を迎える広島のある家族の日々を描いた。
 ようやく語り始めた母と、実感を伴って受け継ごうとする息子の姿を通し、「継承」というテーマに改めて向き合った。